NX-B5000におけるMicrosoft TeamsのDirect Routing接続について

概要

MicrosoftのDirect Routing接続は「Teams」と公衆交換電話網(PSTN)またはPBXを接続する仕組みで、Microsoftにより認定を受けたSBC(Session Border Controller)を介することで実現します。
Direct Routing接続により「Teams」から固定電話や携帯電話へ直接電話をかけたり、外線や内線からTeamsユーザーへ電話を繋いだりできるようになります。

ネクストジェンの「NX-B5000」は、MicrosoftのDirect Routingの認定を受けた国内で唯一のSBCとなります。
これにより、「Teams」を利用する企業において一貫した音声コミュニケーション環境を提供することができるようになり、柔軟で企業ニーズに即したコミュニケーションサービスを提供します。
また、「NX-B5000」は日本国内の主要な通信事業者との接続認定を受けているため、「Teams」と電話通信事業者との直接接続を可能にします。

特徴・機能

  • 日本国内の主要な通信事業者とTeams電話を接続します。
  • 既設のIP-PBXとTeams電話を内線で接続することができます。
  • PBXは、クラウドPBX、オンプレPBXのどちらにも対応します。
  • NX-B5000はオンプレミス環境、仮想化環境(VMWare ESXi、KVM等)、パブリッククラウド環境(aws)での構築が可能です。
  • Teams電話との接続ではSILKコーデックを使用し、高品質な音声通信を実現します。
  • Direct Routingの Media Bypassを利用し、遅延の少ない音声通信を実現します。
  • NX-B5000を冗長構成とすることで、信頼性の高い電話環境を提供できます。
注意点
  • NX-B5000 ver7.3以降で対応します
  • 緊急通報には対応しません。(通信事業者との契約による)

構成イメージ図

1NX-B5000をオンプレミスで設置し、PSTN(公衆交換電話網)と接続する場合

2PBXと接続する場合