Ixia Phantom vTap

Ixia Phantom vTap™は、VMwareをサポートし、仮想トラフィックの100%可視化を提供します。

仮想環境タップソリューション
phantom-v-tap.png
  • 仮想データセンターの監視とセキュリティ保護を実現
  • ゲストOS間通信を外部へミラーリング
  • 仮想環境でのネットワークトラブルシュート時間短縮
  • SLA(各種コンプライアンス)への適合
  • 既存アプライアンスツールの有効活用
  • 仮想環境システムリソースの保持と保護(カーネルモード)
  • Web GUIによる集中管理
提供
  • ドライバーソフトウェア、およびOVファイルにて提供
    PT-1vTAP-1YR
対応環境
  • VMware vSphere ESXi Server 5.0/5.1/5.5(VSS, VDS対応)
仮想モニタリングの課題
企業は、長年、タップソリューションを利用してネットワークトラフィックにアクセスしてきました。現在、十分に管理されたネットワーク環境には、必ずトラフィックのキャプチャ、分析、リプレイ、ログ機能が含まれます。近年、50%を超える仮想化への大規模な転換は、効率性において大きなメリットをもたらしています。しかし、現代の仮想化ベースの環境は、ネットワークセキュリティ、コンプライアンス、パフォーマンス監視の点で新しい課題を生み出しました。これは、接続をスピードアップし、物理コアネットワークスイッチ上のネットワーク利用を最小限に抑えるよう、VM間トラフィックが最適化されているためです。このような最適化は、トラフィックを物理ツールから不可視とし、仮想環境への拡張も困難にします。コストのかかる新しい仮想専用ツールとトレーニングは、仮想化の経済的メリットに影響を与えかねません。現在、多くのツールは、スループットの限界、ハイパーバイザの非互換性、過剰なリソース消費という問題を抱えています。

次世代のデータセンターは、仮想化技術を利用し、1台の物理サーバー、またはローカルおよびリモートのクラスター化したサーバーグループ上でプライベート/パブリッククラウド環境を導入します。従来のタップは、同じハイパーバイザ上にあるVM間のトラフィック(east-westトラフィック)を可視化できません。また、1つのホストから別のホストに移行したVMを「フォロー」することもできません。

各ブレードがハイパーバイザ上で複数のVMを実行するブレードサーバーの複雑性によっても、可視性はさらに低下します。ブレードサーバー上のトラフィックは共通のバックプレーンを持ち、ネットのブラインドスポット(盲点)を生み出します。これは、物理ネットワークとそれに接続するツールが、仮想スイッチレイヤまたはブレードシャーシネットワークモジュールより上のトラフィックを可視化できないためです。
phantom-v-tap_2.png
主な特長
  • east-west、VM間、ブレードサーバーミッドプレーントラフィックを100%可視化
  • ハイパーバイザスタック上のVM間で受け渡されるネットワークパケットへのフルアクセスを備えたパートナー認定カーネルモジュールオプションソリューション
  • L2-L4の多層型フィルタリングエンジンであるTapFlow™を装備
  • VMware vSphere、Microsoft Hyper-V、Citrix XenServerなど、トップクラスのハイパーバイザをサポート
  • vSS(仮想標準スイッチ)、vDS(仮想分散スイッチ)、サードパーティ仮想スイッチ(Cisco Nexus 1000v)をサポートするスイッチ非依存型ソリューション
  • 既存の任意のエンドポイント機器にトラフィックを送信(ツールに依存しない)
  • VMのUUIDに従い、移行しても100%の可視性を維持(VMレベルの監視)
  • vMotionとDRSをサポート
  • 仮想データセンターの予測的な監視とセキュリティ保護を実現
  • トラブルシューティングの限界を縮小
  • SLAおよび各種コンプライアンス要件(SOX、PCI、HIPAA)への適合
  • 根本原因の究明を助け、可視化と検証によって平均修復時間(MTTR)を短縮
  • VMやアプリケーションレイヤにエージェントやサービスをインストールする必要がないため、システムリソースを100%保持
  • 既存のセキュリティ/パフォーマンス監視ツールのROI(投資利益率)を向上、TCO(総所有コスト)を削減
  • 複数のPhantom vTap(ソフトウェアコンポーネントを含む)の集中管理が可能
Specifications
Supported Hypervisors ・VMware vSphere ESXi Server 5.0/5.1/5
 -Note) 5.5: VMware NSXは未サポート(2014年11月現在)
・Microsoft Hyper-V 2012
・Citrix XenServer 5.6
Network Connectivity ・Phantom Manager VM must be accessible via HTTP to access Web UI
・TCP port 80, 443, and 5989 must be open between Phantom Manager VM and VMware vCenter server
Disk Storage ・Thin provision 3.1 GB
・Thick provision 60 GB
CPU 1 vCPU
Memory ・1 GB minimum
・2 GB recommended
Web Browser Google Chrome, Internet Explorer
Hypervisor Support Matrix
VMware vSphere Microsoft Hyper-V Citrix XenServer
GUI Support
Centralized Mgmt
vMotion Support
Kernel Module
TapFlow Filtering
GRE Transport
VLAN Transport
Version Support 5.0/5.1 2012 5.6.x